高等技能訓練促進費と技能習得資金

高等技能訓練促進費(生活給付金)
技能習得資金(学費貸付金)

私が、
この2つの制度を知ったのは、平成22年9月のことでした。

当時、
高等技能訓練促進費(生活給付金)は月額14.1万円。
技能習得資金(貸付金)は保証人を立てると無利子。

私は、
全額学費をねん出しながら大学院へ通った経験から、社会人が学べる環境、学び直しの必要性は感じていました。

シングルマザーへ限られますが、
2つの制度を活用することで多くの人が学べる!と制度との出会いに感激しました✨

2つの制度を案内する中で制度が利用出来なかった、入学出来た、入学出来たが退学することになった人、など様々です。

今回、平成23年度入学生が就職内定を頂きました✨自立へ一歩近づきました。

しかし、2つの制度を利用するも学費が納入出来ず、そして連絡も取れず除籍としなくてはいけないケースもあります。

その際には、資格は得られず貸付金はそのまま借金となってしまいます。

学費貸付を行う行政窓口と学費納入先である学校とは連絡のやり取りは無く、あくまで制度を利用する学生が貸付金は学費納入するものとされています。

それら学費納入を確認する窓口担当者もいれば、確認をしない窓口担当者もいます。



本来、貸付金は学費として納入するために貸付申請をするも、生活が苦しく生活費などへ利用した為、学費納入することが出来ず、学費納入が無い為に在籍証明が得られず、結果、高等技能訓練促進費の給付も止まってしまう。


大変残念ですが、
様々な制度を利用したとしても入学することが出来た学生全員が卒業することは難しいのが現状です。

来年には平成23年度入学生 100名が卒業します✨

「教育は祈りである」という言葉がありますが、退学することになった学生も含めて、母子共に元気で過ごして欲しいと祈るのみです。