様々な方のお力を借りて、生活保護費受給者への保育士修学の可能性を模索して来ました。

対象となる方は多くいたものの実際に学ぶことが出来たのは数名です。

様々な制度を組み合わせる必要があり、各制度の担当者との調整を利用者、自ら行うことが多く、複雑な手続きで疲れてしまい、自立することをあきらめてしまうケースが多々ありました。

担当部、課の方と政策の擦り合わせをしても窓口には反映されていないケースもあり、結局は個別の案件との事情で制度利用出来なく悔しい思いをして来ました。

今回、保育士修学貸付金(160万円 一定期間保育現場就業により返済不要)の利用は生活保護費を受給している世帯が優先されることとなりました。

今までのように制度が出来たからといって簡単に申請し受給できるものでは無いと思いますが、制度の選択肢が増えることで利用者も増えるのではないかと感じています。


札幌市内の生活保護費受給 母子家庭世帯は約5000世帯。

子どもが小さくて働けず生活保護費を受給しているケースなどでは、様々な制度を利用させてもらい、2年ないし3年修学することで、卒業時にはお子さんも大きくなり、本人も資格取得した中で自立へ近づける道があるのではと思っております。

ぜひ、
多くの方のお力添え、ご指導をお願いいたします。