自立のために資格取得を目指し、勉強に励むシングルマザーが急増している。札幌市のNPO法人が運営する施設では生徒の大半がシングルマザーで、中には福島第一原発事故による放射線の影響を恐れ、乳児を連れて山形から避難してきた女性も。背景には、母子家庭の母親の自立を支援する給付金制度が拡充された事がある。

NPO法人「進学支援の会」(札幌市西区)が運営する「こども学舎」の教室で、女性講師がオリエンテーションを行っている。

「平日以外も授業はあるんですか?」「子供の運動会や学芸会でどうしても出席できない場合はどうしたらいいでしょう」

約50人の女性たちから矢継ぎ早に質問が出る。

今春には83人の新入生が入学。このうち73人がシングルマザーだ。「こども学舎」は2009年スタート。東京福祉大学通信教育部札幌学習センターとして、必要な単位を取得すれば保育士や幼稚園教論などの資格が取れる3年間のカリキュラムを組んでいる。

シングルマザーの女性たちが利用しているのが「高等技能訓練促進費」だ。国の母子家庭自立支援の一つで、保育士や介護士、看護師などの資格を取るために勉強する期間、生活費の負担軽減のために。月額最大14万1千円が支給される。児童扶養手当の受給者が同様の所得水準が対象で、返済の必要はない。

道内では札幌のほか

旭川、函館、岩見沢など35市中24市で実施されている。03年度に創設された国の事業だが、09年度に子育て政策を充実させるため制度が拡充。支給期間が学ぶ期間の後半3分の1から全期間に延長され、支給額も最大4万円近く増額になり、利用者が一気に増えた。


札幌市では08年度から10年度にかけて12人から71人に増えた。函館市は09年度から11年度にかけて18人から52人に、旭川市も08年度の7人から良く年は33人に増加。道内全体では08年度の74人(13市)から、10年度は321人に急増した。


「こども学舎」でも2年前の6人から急増。今年は73人のシングルマザー全員に高等技能訓練促進費の支給が決まった。河村宇泰理事長は「生活保護費と違い、高等技能訓練促進費は学業に専念できる環境を整えるもので、本当の意味で自立を支える制度。できる限り支援していきたい」と話している。


「こども学舎」では6月11日(10時??12時)、母子家庭支援制度の説明会を開く。問い合わせは011・616・1771へ。


iPhoneから送信 南 邦彦
mcchokkai@livedoor.com
北大公共政策教育部
      公共政策大学院卒
1975年2月4日生まれ 
札幌市出身
血液型B型 動物占い ゾウ
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