11/2(木)旭川パレスホテル
浅野史郎氏(前宮城県知事) 講話

地方議会

「議会は唯一の立法機関」とある。条例を制定できるのは、議会のみである。議会としてはもっと条例の制定に力を発揮すべきである。

 提案条例の数だけではない。議会は、条例制定を通じた政策立案能力をもっと磨く必要がある。

 予算編成についても、議会はもう少し突っ込んだ関与があってよい。予算編成の過程において、議会としての政策提案がなされることは望ましいことである。

 条例制定にしても、予算提案にしても、議会として主体的に関わるには、政策スタッフの支えと、執行部側からの関連情報の提供は必須である。各地で問題になっている政務調査費は、本当に政務調査のために必要であるなら、むしろ増額すべきものと思う。                               

議会が政策立案能力を高めることによって、議員の選ばれ方も、当然、変わってくる。地縁、血縁、「気さくな人柄」といった、政策能力と無関係のことで評価されるのではない。どんな条例の制定にどれだけ関わったか、新規施策の導入にどれだけ力を発揮したかといったことで、議員の力量が判断される。有権者はその基準によって議員に投票することがあたりまえにならなければならない

講話後

事例発表

 上川管内町村より4町村から各テーマに沿って事例発表がありました、各議会が取り組んでいる、議会活性化への取り組み、考え方を管内町村議員が共有することが出来ました。

●『議員定数削減について』

占冠村 相川 繁治氏

●『政務調査について』

上川町 吉田 祐氏

●『議会改革と活性化について』

中川町 佐藤 輝雄氏

●『政務調査費の制度化について』

東川町 川上 隆司氏